【適性チェック】現役が思う、プログラマに向いている人、向いていない人!!

- プログラマになりたいけど、自分に向いているか分からない。
- 興味はあるけど、自分にはできなさそう…
プログラマのみならず、どんな仕事にも向き不向きがあります。

正直、スキルよりも大事なのが「適性」です。
プログラマとして何年も働いていると、「向いている人」と「向いてない人」の性格や特徴がイヤでも見えてきます。

現場の経験もそうですが、採用などの経験からも「この人は伸びそう」といったことが分かってきます。
今回は「適性」といった視点で、どんな人がプログラマに向いているのかを紹介していきます。
「プログラマになりたい!」「プログラマに興味がある!」という方は、ぜひ参考にしてください。

現役が思う、「プログラマに向いている人」の5つの性格

会社の雰囲気やメンバーによっても変わりますが、グングンと力をつけて活躍していくのは、こんな性格の人が多いです。
- モノ造りが好き
- 知りたがり
- 細かい作業が好き
- 楽をしたい
- 心配性

ひとつでも当てはまったあなたは、「活躍するプログラマ」になれるかも!!
モノ造りが好き:プログラマは「作り続ける」仕事
アプリやWebのシステム、家電などなど。
身の回りの多くのものは、プログラムによって動いています。
プログラマはプログラムを組み、色々なものを作る仕事です。

ひたすら何かを「作り続ける」仕事です。
企画や構想に始まり、設計やプログラミング、バグの修正検証などを重ねてモノを作り続ける。
何かを作ったり、作る過程が好きで楽しめる人は、とことこハマります。
好きな事はスキルや知識が身につくのがとても早く、プログラマとして働く場合、それは大きなアドバンテージになります。
好きで夢中でやっていたら、いつの間にか「凄腕プログラマ」になっていた!
スカウトで給料がめっちゃ上がった!
なんて事も、割とよく聞く話です。

知りたがり:「これは何?」「なんで?」という姿勢は超大切
知りたがり=好奇心旺盛で、貪欲に知識や情報を得ようとするタイプ。

この手のタイプの人は、プログラマとして大化けします。
最初のうちは分からない事が多くて質問ばかり、正直「手が掛かるタイプ」として認識されます笑。
しかし、ある程度知識を得たり、疑問などの調べ方が分かってくると、今度は自力で色々な問題に取り組んでいきます。
その貪欲な姿勢で、めきめきと知識やスキルを蓄えて活躍していきます。
また、世の中はとんでもないスピードで進んでいます。

「江戸時代の人が一生かけて得る情報量が1日で手に入る」なんて言われてますよね
特に変化が激しいIT業界において、
- 今何が起きているのか
- 次はどうなる事が予想されるのか
- 何と何が組み合わさって、どう進化していくのか
といった事を考えたり、情報を集めたりする事はとても重要です。
知りたがりを活かし、こういった業界の流れにも目を向けられると、さらに高いレベルでの活躍ができるでしょう。
知りたがりな人には、教育環境が整った職場が必須
すでにスキルや知識があるなら問題ありませんが、未経験でプログラマに転職する場合には、「教育環境が整った職場」であることが必須です。
特に知りたがりの人の場合には、最初は質問や疑問が多く、手がかかりがち。
チーム全体で色々な事を教えてくれたり、研修などの環境が整った職場を選びましょう。

せっかく適性があっても、職場の方針とミスマッチだと潰れてしまいます。
転職サイトなどでは実際の環境が分からないですし、本当かどうかもわかりません。
転職を検討する場合には、転職エージェントを利用しましょう。

細かい作業が好き:プログラマの仕事は、地味で細かい
- 画期的なアプリを開発!!今をときめくITベンチャー!!
- 全世界で●百万ダウンロード突破!!
なんて派手なキャッチフレーズを見るととても華やかでイケイケな感じがしますが、プログラマの仕事はとても細かく、地味なもの。
- クライアントの要望を汲み取りながら仕様を考える
- 決まった要件に沿って、ひたすらコードを書いていく
- 途中に出てくるバグやエラーを修正していく
そして無事完成したら、次の案件。
また新たに同じような手順を繰り返す。

こういった細かい作業がツライ、自分には無理!!と感じる方には地獄のような仕事です笑
逆にコツコツと、自分のペースで仕事をしていくのが好きな人にはぴったりの職業。
細かい作業が好きな人は、基本的に集中力がありますので、細かい作業を繰り返すプログラマになっても活躍できるでしょう。
ラクをしたい:そもそもシステムとは「誰かをラクにするもの」

個人的にプログラマに最も重要だと思っている性格がこれです。
そもそもシステムとは、「誰かをラクにするもの」
- もっとラクにならないだろうか?
- もっと簡単にできないだろうか?
- もっと早くできないだろうか?
こんな思考や目的から、便利なシステムは誕生します。
職場での仕事や、家事などで
- これから毎日10分短縮するために、今日1時間かけて仕組みをつくる。
- 二度手間にならないように、チェックの仕組みを作る。
といった思考やシステム作りが出来ている場合には、かなりプログラマの適性があります。
また、リアルな話をすると、プログラマの仕事は「納期との戦い」でもあります。
基本的に「納期は絶対に守る」ことが大切です。

最近はあまり聞きませんが、「デスマーチ」って言葉をご存知でしょうか笑
ひと昔前は、力のない会社が安くて短い納期で仕事をとってきては、納期を守るために無茶な残業や無理な連勤をする。
そんな地獄のような様子から、デスマーチ(死の行進)と呼ばれていました。

最近はほぼ聞かなくなりました。
あらかじめ余裕をもった納期を設定していても、開発作業中には色々なことが起きるもの。
特にクライアント都合での仕様変更、時期の繰り上げ、決定権の移動などなど…こちらではどうしようもない事がよくあります。
しかも大きな案件になればなるほど関係者が増え、納期は絶対に外せないものになります。

すでに広告を何万部も印刷した!看板を作って掲示している!CMなども作ってしまった!などなど笑
常にそんな環境で仕事をしていくので、日頃から業務の効率化などは必須。
最短距離で「ラクに仕事をこなすためにどうすれば良いか」と考えられることは、かなり大きな強みになります。
心配性:本当に大丈夫?というスタンスがチームを救う!
プログラマの仕事は集中力が必要です。
誰もが目の前のタスクに注意しがちなので、その他の管理などで問題が発生することが多々あります。
そんな時に
- この仕様で問題ないだろうか?
- この納期で大丈夫だろうか?
- この案件は予定通り動いているんだろうか?
といった点を気にかけてくれる人がいると、とても心強いです。

気にかけてくれる人=心配性な人がチームにいてくれると、とても心強いです。
その才能を活かし、前もって不安要素を見つけて対処する事で、クレームや事故回避などを自然にやってのけます。
問題が起きる前に先回りして原因を突き止め、解決するといった活躍も日頃の心配の賜物(たまもの)と言えるでしょう。
心配性な性格の人はチームリーダーとしてのキャリアアップがおすすめ
心配性な人は、チーム全体の調整や管理をするスキル、経験を身につけることをおすすめします。

メンバーのメンタルや指導といった、管理や調整、コミュニケーションをとるスキルですね!
もともと心配性な人は、微妙なニュアンスや変化に敏感で、先読みや流れを見るのが得意。
その得意を活かして、より大きな視野が必要となるチームリーダーなどを経験してみると良いでしょう。
プログラマチームを率いるリーダーになるなど、さらなるキャリアアップも狙えます。

これだけはどうしようもない「プログラマに向いていない人」の特徴

- とにかくパソコンが苦手
- ものづくりに全く興味がない
- 体を動かしていないと苦痛
- 人と話さないでいると苦痛
とにかくパソコンが苦手
プログラマにほぼほぼ絶対必要なのがパソコンです。
別に高度なパソコンスキルも必要ないので、基本的な操作ができればまったく問題ありません。
とはいえ、「とにかくパソコンが苦手で、触るのもいやだ!」という人には出来ない仕事です。

最近はどんな仕事でもパソコンは使うので、いつまでも苦手という意識だと、選択肢は狭まってしまいますが…
ものづくりに全く興味がない
ものを作る仕事になくてはならないのが「ものづくり」に対しての興味。

プログラマはシステムやアプリ開発といった「ものを作る仕事」です。
仕事に対するモチベーションや姿勢、スキルを身に着けるスピード、企画提案時のアイデアなどなど…。
ものを作る、いわゆるクリエイティブな思考や感覚が重要になってきます。
この感覚は経験とともに自然と身についていきますが、全く興味のない人はあまり身につきません。
体を動かしていないと苦痛
プログラマは基本的にデスクが仕事場です。
日常的にクライアント先に出向いたり、電車や車に乗って移動したりすることはありません。

最近はテレワークなどが浸透しているので、働く場所に縛られる事は少なくなってきまし。それでも、あちこちに出かけるような仕事ではありません。
体を動かしてないとツライ!集中できない!という方には向いていないでしょう。
人と話さないでいると苦痛
「人と話すことが大好き!」なら全く問題ありません。
コミュニケーション能力が高い人は、どんな仕事でも活躍できます。

ただ「人と話さないでいると苦痛」という人は、プログラマには向いていません。
プログラマは、基本的にはデスクに座ってひたすらパソコンに向かい続ける仕事。
営業職などと比べると、圧倒的に言葉を口にする機会が少なくなります。
まとめ:適性と興味があれば、ぜひプログラミングに触れて欲しい
多くの職業がそうであるように、プログラマにも向き不向きがあります。
最近では学習サービスやスクールの充実化に伴い、大袈裟ではなく「誰でもプログラマになれる」環境が整ってきています。

プログラマになるためには資格は要りません。スキルがあれば誰でもなれます。
プログラマに興味がある方、転職を考えている方。
適性があった場合にはぜひプログラマを目指してみてください。

環境が整ってきているのは素晴らしいことですが、昨今ではプログラマの給与や待遇面での優遇ばかりがもてはやされ、肝心の「適性」が二の次になっているように感じます。
向いていない仕事を無理して続けることほど、ツライことはありません。

仕事は仕事!お金が稼げればそれで良い!というスタンスで成功している方ももちろんいますが。
給料が高いから!在宅で働けるから!という理由だけで選ぶ前に、適性があるかも十分に考えてみましょう。
なお、プログラマとしての適性はなくとも、知識として覚えておくことは、今後どの職業でも必要となっていきます。

プログラマとして活躍できる適性はなくても、知識があることで大きくキャリアアップを狙う事は可能です。

自分の得意なフィールドとルールで「勝ちやすい勝負」をしましょう!