なぜ今「これからの時代はプログラミングスキルが必須」と言われているのか?

「プログラミングスキルを手に入れる=プログラマになるため」というイメージを持っている方が多いと思います。

全然違います!!
今までは「新しい技術を使うトレンドのスキル」としての扱いが多かったプログラミングスキル。
これからは、生き残るために必要なスキルに変わっていきます。
そもそも「プログラミング」って何をするの?

おおざっぱに説明すると、プログラミングでするのは「コンピューターに命令し、指示通りに動かすこと」です。
もう少し細かく言うと
- コンピューターに処理させたいこと(例:ボタンを押したら電気がつく、キャラクターがジャンプする等)を、
- コンピューターが理解できる言葉(これが「プログラミング言語」というもの)で、
- コンピューターがする事(処理)を指示する
ということです。
コンピューターは、命令された計算などの処理は得意ですが、自分で何かを考えたり、アイデアを出して形にする事はできません。
そこで人間が考え、プログラミング言語と呼ばれる「コンピューターとの共通言語」で1から10まで指示をするワケです。

この作業を「プログラミング」と言います。
これからの時代を生き残るために、プログラミングスキルが必要な3つの理由

これまでプログラミングスキルは、
- 身に付ける事で、ガッツリ稼げるトレンドスキル
- フリーターでもニートでも、一発逆転を狙える切り札的なスキル
- 副業としても使えて収入源を広げられる、「超コスパの良い」スキル
として扱われてきました。

もちろん今でも、この認識は正しいです。
しかしこれからは、徐々に「無いとお先真っ暗な必須スキル」に変わっていきます。
なぜなら
- 身の回りのほとんどのものが「プログラミングされたモノ」だから
- 小学校での必修教育に取り入れられたから
- 1と2の組み合わせで、今後もっと色々なものがネットにつながっていくから
パソコンが使えない人に対して世間が冷たいように、「プログラミングスキルがない人=使えない人」というような扱いになる日は、意外とすぐそこ。
気づいている人は、こっそりと学び初めています。
身の回りには、プログラミングされたモノがたくさん

- スケジュール管理に便利なカレンダーアプリ
- スキマ時間にあそべるスマホのゲーム
- 時間になったら自動で点灯する照明
などなど。
身の回りのほとんどの機械は、プログラミングされたものです。
それぞれの機械の目的は違いますが、共通するのは「プログラムされた動きをしている」ということ。
つまり、「プログラミング」というスキルによって存在している事になります。
日々ものすごいスピードで新しいサービスや商品が生まれる現代。
「なんかよく分からない魔法みたいなもので動いている」なんていう認識では、到底やっていけません。
完璧にプログラミングを理解する、作りたいものをサラッとプログラミングで作れる、というレベルまでは必要ありませんが
- どう言う理屈で
- どうやって動いているのか
程度は、なんとなく把握できる必要があります。

基本的な知識や感覚がないと、そもそもアイデアは生まれませんし、作り方も分からずに終わってしまいます。
学校教育に取り入れられたことで、プログラミングは「できて当たり前」の時代に

2020年に、ついにプログラミングが小学校で必修化されます。
具体的な授業時間や、内容などはまだまだこれからといったところですが、
- パソコンを使いこなす基本的なスキルの取得(タイピングなど)
- プログラムを動かすための考え方を身に着ける(論理的な思考や、言語)
といったことが目的として挙げられています。
2020年に小学1年生のこどもたちが、大学を卒業して社会に出てくるのは、単純計算で2036年。
その年をひとつの境目として、世の中は「プログラミングの基礎知識がある人」と「ない人」に真っ二つに分かれます。

実際には学生時に起業、なんて人が今より増えるでしょうから、もっと早いかもしれません。
日本人が当たり前に日本語を使って仕事ができるのは、義務教育で使い方や意味を学ぶから。
それほど、義務教育というのは大きな役割や影響力を持っています。
そのインパクトは、今年配の方が「パソコンは苦手なんだよねぇ」と言ってなんだかんだ許されているのとは重要度がまるで違います。
転職をしようにも、営業をかけようにも、常にライバルとして「プログラミング必修世代」と競うことになるワケです。
オフライン中心の時代を生きてきた世代が作り、支配し、管理してきた会社では、パソコンを使わずにすむ仕事はいくらでもあります。
しかし今後は、オンライン化や新しい技術、システムの導入などが、多くの企業の大きな課題として出てきます。

AIチャットやオンライン決済、アプリ化、5Gを利用した新しい事業などなど…
当然、転職などの市場の需要も、「これらの問題が解決できる人」の方が圧倒的に優遇されます。
- プログラミングの基本知識がある、若い人材か
- プログラミングとはまったく無縁の、30代40代の人材か
どちらが選ばれやすいかは、考えるまでもないですね。
これからもっともっと、プログラミングされたモノは増えていく

2020年の新型コロナウイルスの世界的なパンデミックによって、世の中は強制的にデジタル化が進みました。
ウイルスの猛威が止まらないなか、リアル店舗は次々に閉店。
飲食店のみならず、大手の百貨店など、古くからある業務形態も大打撃を受けており、
- ボーナスカット
- 給与カット
- リストラ
といった、「なんとかして会社を残すためのコストカット」を余儀なくされています。
被害を最小限に抑えたのは、オンライン事業などにいち早く着手した一部の企業。
全く影響を受けなかった、逆に業績がアップしたのはデジタルコンテンツを扱う多くの企業です。

様々な業種が打撃を受ける中、多くのIT企業は、逆に収益を上げています。
冗談でもフィクションでもなく、半年たらずで生活や仕事のカタチが、世界規模でデジタル中心に変わってしまったワケです。
このデジタル化の流れに、義務教育でプログラミングを学んだ人材の増加という環境の変化がマッチすることで、
- 今とは比べ物にならないスピードで時代が進む
- 今ある分野のデジタル化が活発になる(AI導入なども含む)
- 新しい分野の開拓で、新しい仕事や職業が生まれる
といった事が次々とおきます。
この時代の流れはもはや世界的なもので、誰にもとめられません。

これらが、これからの時代を生き残るために、プログラミングスキルが必要な理由です。
今始めれば、食いっぱぐれる可能性が低いうえに、収入もグンと上がる!

プログラミングとは無縁の人生を送ってきた人にとっては、絶望的な内容だったかもしれません。
でも安心してください、そんな時代がやってくるまでにはまだ猶予があります。

まだ時間はあるので、大丈夫ですよ笑
逆に言えば、今始める事で、世の中のほとんどの人よりも有利になります。
複雑なコードを書いたり、アプリを作ったりする必要はありません。
大事なのは、考え方や基本レベルの知識があること。

もちろん、できる方が選択肢は広がりますが。
今プログラミングを始めれば、食いっぱぐれる可能性が低いうえに、収入もグンと上がりますよ!!
技術者ではなく、年齢を生かして管理者ポジションを狙う

仕事を行ううえでスキルは重要ですが、管理する能力やまとめる能力も重要です。
プログラミング必修世代にはない、いわば「年齢による人生経験」「社会人としての経験」が強い武器になります。
この武器に加えて、プログラミングの基本的な知識があれば、若いプログラマやエンジニアのリーダーとしての「管理者ポジション」を狙うことが可能になります。

プログラミングの基礎知識×人生経験の組み合わせですね!
プログラミングの基本知識があるので、
- 技術者の言っている事、言いたい事がだいたい分かる
- おおよその納期や、スケジュールが組める
- 仕事の難易度や出来る、出来ないといった判断もできる
- 経営層から技術的なアドバイスを求められる(特に知識がある人が少ない会社だと、重宝されて優遇される)
そして人生経験があるので、
- 若手のメンタル的なフォローができる
- 社内のローカルルールや仕事の仕方など、アドバイスが出来る
- 社内のキーマンや上層部などと繋がりがある
といった若手にはない点を活かし、重要なポジションにつく事ができます。
プログラミングが出来る人がいくら増えたところで、その人たちやチームをまとめられる人が増えるワケではありません。
副業などのサイドビジネスにも応用しやすい

- 基礎知識だけじゃなく、ガッツリとコードを書いて何かを作ってみたい!
- 最初は「知識を覚えてみようかなぁ」くらいで学習し始めたけど、やり始めたら面白くなってきた!

そんな方は、ぜひ実際に何かを作ってみてください
最近は副業がトレンドです。
副業を公式に解禁する企業が増え、また実際多くの企業は副業を「黙認」する傾向にあります。
これは「終身雇用とか無理だし、不景気でいつまで給料払えるか分からない」「だから自分の面倒はなるべく見てね」という姿勢の表れでもあります。
今は圧倒的に、個人が副業をしやすい時代です。
ランサーズ、クラウドワークス、ココナラといったマッチングサービスが簡単に利用でき、SNSなどでも仕事を受注できます。
仕事の内容は、ホームページの作成やライティング、イラスト作成、資格が必要な公的書類の作成、中には占いなんてものも。
いろいろな仕事がありますが、やはり資格がなくても出来て単価が高いのは、プログラミングスキルが必要になるもの。

値段は内容によって大幅に違いますが、副業でも月に10万以上は稼げます。その気になれば、本業を大幅に超えることも。
本業と副業の二本立てができれば、生活はかなりラクになります。
「いつだって会社なんて辞めてやるぜ!」みたいな心の余裕も出来るので、精神的にも安定します。
また、副業から本業にすることで、事業主として自由な働き方を手に入れることもできます。

会社や上司に縛られない生活は、サイコーですよ!
まだまだ圧倒的に人手が足りていない
世の中の進むスピードと、世間が求める需要に、人材の数は全く足りていません。
むしろ2020年に世界規模で起きた、新型コロナウイルスの影響による急速なデジタル化が、人手不足をさらに加速させています。
まだまだ圧倒的にプログラマの人手は足らず、人の取り合いです。

待遇を良くしないと来てもらえないので、売り手市場はしばらく続きます。
プログラマに転職するだけで一気に給料がアップした!というのも、よくある話。
また、基本はリモートワークで在宅OK!なんてのも、パソコンがあれば仕事ができる「プログラマという仕事」の特徴です。
プログラミングスキルを身につけるには?おすすめの方法!

プログラミングスキルを身につけるには、いくつか方法があります。
- 今の仕事を今すぐ辞める気はないけど、働きながらスキルを身につけたい
- いっそプログラマに転職して、ガッツリ稼いだり波に乗りたい!
- いきなりスクールとかはちょっと…まずは独学で

あなたにあった方法を検討してみてください。
今の仕事を続けながらスキルを身に着けるには、専門のスクールがおすすめ
仕事を続けながらプログラミングスキルを身につけるには、専門のスクールがおすすめです。
独学とは違い、スキルが身につくまで効率よく最短距離で進むことができます。
おすすめのスクールはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

プログラマに転職したいなら、サポート付きの無料スクールがコスパが高い!
「プログラマに転職したい!」という事であれば、就職サポート付きの無料スクールが超オススメです。

プログラマが欲しい企業に人を紹介することで報酬を得ているので、転職希望者は無料でスキルを身に付ける事ができます。
転職希望者からすれば
- 無料でプログラミングスキルを教えてもらえる
- 就職のサポートもしてもらえる
といった、かなり「おいしい」サービスです。
おすすめの無料プログラミングスクールは、下記の記事でまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。

ちょっと勇気が出ない人は、まず参考書でイメージをするのもアリ
スクールはお金もかかるし、転職する気もないから無料スクールはちょっと…
という方は、まずは参考書などでイメージしてみてはいかがでしょうか?

独学よりもスクールの方が圧倒的に早く確実にスキルが身につきますが、適性によっては独学でいけることも!
もしいくつか参考書を読んでみて、「すんなり頭に入ってくる」「自分がプログラミングをしている姿がイメージできる」という方は、確実にプログラミングの適性があります。
方法は色々あるので、あなたに合った方法をとりましょう!
まとめ:今から少しずつ、プログラミングについて取り入れていこう
今回の内容は、かなりインパクトがあったかもしれません。

でもこれ、現実なんですよね
今ではパソコンが使えるのは当たり前ですが、今後生き残るためには基本的なプログラミング知識は必要になってきます。
なぜなら
- 身の回りのほとんどのものが「プログラミングされたモノ」だから
- 小学校での必修教育に取り入れられたから
- 1と2の組み合わせで、今後もっと色々なものがネットにつながっていくから
最近では「ノーコード」と呼ばれる「知識がなくてもプログラムできる」サービスも登場しています。
「知識がなくても誰でも使える便利ツール」なんて言葉が一人歩きしていますが、プログラミングを生業としている人間からすれば、まだまだ実用的ではありません。

結局、基本的な知識や考え方の基礎がなければ「道具としてマトモに使いこなせないよね?」という意見が多く聞かれます。私も同感です笑
幸い、まだ時間はあります。
プログラミング必修世代が大学を卒業するのは、ざっと2036年ごろ。
少しずつプログラミングスキルや知識を取り入れていきましょう!!