【勘違い】給料が高い人=仕事ができる人、というのは大間違い

その人のレベルを測る際、ひとつの判断基準になるのが「給料の高さ」です。

給料が高い人=仕事ができる人!なんてイメージ、ありますよね?
これ、100%そうだと思っていたら大間違いです。
仕事ができないのに高い給料をもらっている、という人がめちゃくちゃいます。
特に日本は、文化や習慣をなかなか捨てきれない企業が多く、高級取りの使えないおじさん・おばさんがたくさんいます笑

あなたの会社にも当てはまる人がいるんじゃないでしょうか?
逆に、給料が低い=仕事ができない、価値がない、というワケではありません!!
- 頑張れば給料は上がる!だから多少は無理しても働こう!
- 給料が低い自分は、社会的にレベルが低いんだ…
- これだけしか給料が出ないんだから、いくら転職しても無駄だと思う
なんて思っていたら、それは危険信号です。
ぶっちゃけほとんどの企業では、給料とあなたの頑張り・努力は関係ありません。

損をするのはいつだって若い世代です。
「大した能力もないのに給料が高い人」が沢山いる3つの理由

「大した能力はない」「でも給料はたくさんもらっている」
そんな人がうまれる理由は、日本企業の給料の決め方・雇用形態が大きく関係しています。
- 給料は業種×年齢×役職で決まるから
- 中途半端に年功序列が残っているから
- 経営層が新しい技術や習慣についていけていないから
それぞれ解説していきます。
その1:給料は年齢×役職×業種で決まる
基本的に給料というのは、能力ではなく年齢×役職がベースで決められます。
能力や仕事、ノルマの達成というものは、+α程度です。
- スキルが上がれば給料があがる!
- もっと頑張れば給料が増える!
まったくないとは言いませんが、それはほぼ幻想。
スキルや能力ベースで給料が決まる欧米などとは、全然違います。

「ザ★日本企業」といった考え方ですね。
それに加えて、給料額の多い少ないには「業界」が関係しています。
簡単に言えば、儲かっている業界、低コストな業界は給料が多くなります。

儲かっていない業界や、売り上げは大きいけどコストも高くて利益が低い業界は、給料が少なくなります。
その2:中途半端に年功序列が残っている
その1の補足的な内容になります。
「終身雇用制度」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
「一度会社に入れば、定年まで仕事がある(給料がもらえる)」という制度です。

今はもう崩壊してしまいました
この時代にできたもう一つの考え方が「年功序列」です。

年齢や勤続年数に応じて、給料があがる仕組みです。
会社に入り、頑張りながら定年まで勤め上げて、老後は年金や退職金をもらって平穏に暮らす。
といったイメージは、「終身雇用制度」と「年功序列」が両立していた時代のものですね。
この「年功序列」というのは、終身雇用制度がなければただの障壁です。
片方の羽では上手に飛べないとの同じで、デメリットしか生みません。
- 年齢が高くないと給料は上がらない(高いだけでも上がる)
- 会社に長くいないと給料は上がらない(所属していただけで上がってきた)
- そもそも不景気で給料は上がらない(収益は落ちたけど、年配社員の高い給料のシワ寄せも)
すでに何十年もその会社にいた人にとってはとても居心地のいい状態ですが、若い世代の人にとってはめちゃくちゃ邪魔な仕組みです。
さらに、「一度上がった給料は下げづらい」というのが日本人経営層にありがちな悩み。
給料を下げたら
- 文句や陰口、会社の悪評を言われるかもしれないし
- 社内の空気が悪くなるかもしれない
- そもそも能力の良し悪しなんて、上は把握していない
- 仮に把握していても、採用した人間の責任問題になる
こういった超日本的な「事なかれ主義」によって、高いコストを垂れ流して、先送りにしているという会社が今でもたくさんあります。
そして、そんな会社で働く若い世代は「年功序列の壁×不景気というタイミングの悪さ」をモロにくらっているワケです。

こんな状態では、頑張る気も失せますね
経営層が新しい技術や習慣についていけていない
エクセルどころか、パソコンもろくに使えない。
そんな人が野放しになっている会社はかなりヤバイです。

問題視されていない=経営層がそちら側(ついていけていない側)である可能性が高いです。
コロナウイルスの世界的な拡大で、時代は強制的にデジタル中心に変化しました。
これは一時的なものではなく、今後の主流となっていきます。
- 買い物はネットで手軽に、重い荷物もラクラク
- 仕事は在宅で満員電車や通勤ストレスはゼロ
- 支払いもキャッシュレスで、現金のみしか使えない店は「不便だから使わない」
多くの人からすれば、この流れは「どちらかというと便利になった」「暮らしやすくなった」ワケです。
「新しい生活様式」には、オンラインやIT技術が必要不可欠。
そこが把握できていない、変化に対応できなかった業種や店舗は、いくら老舗だろうとガンガン潰れていきます。

百貨店など、旧来の業種は軒並みダメージを受けています。
経営の判断を行う経営層が時代についていけていない会社の未来は、まさに「お先真っ暗」な状態です。
そんな会社では、給料が上がるどころか、会社の存続すら危ういでしょう。
これからの時代、ただ頑張っても給料はほぼ上がらない!

あなたが今働いている会社で、
「うちの会社こんな感じだなぁ」
「あー確かに、何もしていないのに給料もらってるおじさん(おばさん)いるわ…」
と思った場合は、転職をおすすめします。
なぜなら
- その会社でいくら頑張ったところで、努力は正当に報われない(給料にきちんと反映される仕組みになっていない)
- 「長く働いて給料が増える」メリットが大きいのは、上の世代だけ(むしろ泥沼にハマる)
- 時代についていけない経営陣では、アフターコロナを生き抜けない(会社自体がなくなる)
可能性が高いからです。
給料を上げたければ、転職を意識してみよう。

「給料を上げて、もっと生活を楽にしたい、人生を楽しみたい」
そう感じているなら、転職を意識してみましょう。
給料が上がらないのは、給料が上がらない環境に身を置いているから。

環境を変えるのが一番効率的で、効果的です!
実際に、給料が一気に上がった理由は「転職」であることがほとんどです。

職場が変われば基準も変わる!大切なのは「会社があなたにいくら払えるか?」
結局のところ、給料は「会社があなたにいくら払えるか」で決まります。
あなたのスキルが、今のあなたの給料を決めているワケではありません。
個人のスキルがどんなに高くても、ないものはない、払えないものは払えない。

逆に言えば、まだ若くて経験やスキルがなくても、払える会社は払ってくれます。
今の会社ではその金額でも、他社なら月プラス10万が普通。
なんてことは、当たり前のようにあります。
儲かっている業界なら、給料が上がる可能性はかなり高い!!
給料が上がりやすい条件のひとつに、「儲かっている業界であること」があげられます。

ここ最近はずっとIT業界が盛り上がっています。

2020年に世界的に大流行した「新型コロナウイルス」の影響で、さらに事業を拡大した企業も多く存在します。
新しい生活様式になくてはならない業界なので、今後もさらに発展していくでしょう。
また、今儲かっていない業種で働いていて、I業界などに転職したいのであれば、プログラマもオススメです。
未経験からでも、知識を学べて転職もできるスクールなどがあります。

転職して給料アップを狙うなら、転職サイトは使うな!!
実際に転職を考えた時に、多くの人はなんらかの「転職支援サービス」を利用します。
この時、転職サイトではなく、転職エージェントを利用しましょう。
転職サイトと転職エージェントは、イメージが似ていますが全然違います。
- 転職サイト:とにかく自分一人で色々やらなければならない。しかもブラックな求人も隠れている。
- 転職エージェント:プロのアドバイスやサポートを受けられる。しかも質の高い求人ばかり。

詳細は関連記事をご覧ください。

まとめ:会社に「仕事ができない高級取り」がいるなら、転職しよう
仕事ができないおじさん、おばさん。
どんな仕事をしているのか分からないおじさん、おばさん。
そんな人たちがダラダラと野放しになっている会社はたくさんあります。

そして、そんなおじさんおばさんの給料は、若いあなたより高いのです。
「自分には関係ない」「仕事で関わらないし」なんて思うのは危険です。
彼らの給料が「あなたの仕事の成果」などから支払われている以上、あなたの給料が大きく上がる事はありません。
かさんだコストが会社の利益を圧迫し、経営状態が悪くなるのも時間の問題です。

特に、コロナ以降、多くの企業が経営状況を悪化させています。
給料が上がらないのは、給料が上がらない環境にいるから。
会社に「仕事ができない高級取り」がいるなら、転職しましょう。